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ロータスの労務事情~有給休暇編~
掲載日:2024.03.07
今回は、知っているようで詳しく知らない人も案外多い、「有給休暇」についてQ&A方式でご紹介していきたいと思います。
実際、ロータスでのルールについてもお届けいたします!
A:リフレッシュを目的とした休暇のことで、休んだ日にも給料は支払われます。有給休暇に関する決まりは、労働基準法39条に定められているんだよ。
一般的には、「有給」「年休」なんて呼ばれていることが多いかな。。
Q:有給休暇をもらう条件はあるの?
A:次の2つを満たしていることが条件だよ。
●入社して6か月が経過していること
●8割以上、出勤していること
労災で休んでいる期間や育児休業、介護休業中の期間などは「出勤したもの」とみなして計算します。
この2つの要件を満たせば、入社してから6カ月経過後に、【10日】の有給が付与される仕組みなんだよ。
Q:正社員だけが有給休暇をもらえるの?
A:有給休暇をもらう権利は雇用形態を問いません。
パートやアルバイト、派遣社員や契約社員でも要件を満たしていればもらえるよ。
ただし、業務委託は雇用ではないから、有給って概念はないよ。
Q:何日ぐらいもらえるの?
A:勤続年数、勤務時間、週に何日働いているかで、有給の付与日数は変わるよ。
ロータスは、厚労省の決まりに合わせて付与しているので、詳しくはこっちを参考にしてね。
厚労省(https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyungyosei06.html)
有給休暇の付与日数は20日が最大です。6年6カ月以降は毎年、8割以上出勤をしていれば、20日付与されます。
Q:有給休暇に時効はある?
A:ロータスでは、有給休暇を使ってしっかり休んで欲しいので、有給休暇の時効はありません。
福利厚生として、従業員のみなさんにリフレッシュしてもらえる環境づくりに取り組んでいるよ。
※ただし、通常は付与された日から2年が過ぎると時効により消滅するケースが多いです。
Q:そういえば最近、【有給休暇の取得が義務化】って言葉を聞くようになったけど…?
A:2019年の働き方改革によって有給休暇取得が義務付けられています。
有給が付与されている従業員は、年間で5日分の有給を消化する必要があります。
もし会社が取得義務を怠ると、5日分の有給休暇を消化できなかった従業員1人につき30万円の罰金が科せられるおそれがあるので(労働基準法120条)、計画的にしっかり休んでほしいです。
(急に先輩出てきたなぁ。。)
Q:有給休暇はいつでも取れるの?
A:原則としていつでも取得可能だよ(土日祝等の会社営業日外を除く)。
ただ、従業員には、「希望する日に休みを取る権利」がある一方で、会社にも、「業務に支障が出てしまうから、別の日に有給を使うよう日程を変更してもらう権利」があるんだよ。
なるべく希望に沿うけど、どうしてもって時はごめんね!って会社は言える法律があるってことだね。
※それぞれ、「時季指定権」「時季変更権」と言って、労働基準法で定められています。
Q:午前・午後どちらか半日だけ休みたいなぁ…
A:従業員が希望するときは、半日だけ有給休暇を使うこともできます。
ただし、有給休暇はリフレッシュが目的なので、基本的には1日単位で取得するものです。(従業員が半日単位の有給休暇の取得を希望しても、法律上では会社が半日単位で付与する義務はありません。)
ロータスでは、半休取得はOKとしていますので、通院や行政の手続き、家族の行事等の私用での半休利用は問題ありません。
Q:ちなみに、余ってる有給休暇は買い取ってもらえるの?
A:有給休暇の買い取りは原則禁止だよ。有給休暇は「従業員に休んでリフレッシュしてもらうため」の休暇。買い取ってしまうと本来の目的が果たせません。
でも、退職するときに有給休暇が余っている場合に、買い取るか買い取らないかの判断は会社によって自由なんだけどね。
ロータスでは、退職時の有給買取も、原則行っていないんだよ。
なるほど!色々気になってたけど、すっきりしたよ~。
これでようやく仕事に集中できそう!
じゃあ、仕事に戻るね~。
そんなに気になってたんだね…。
仕事の方もよろしくね。
ぶたのゲーム会社の皆さん、ありがとうございました!
会社によって様々なルールがある有給休暇…正直色々聞きにくい事もあると思いますが、
今回のお話を参考に、上手く使っていってほしいです。
労務担当より
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Q:年次有給休暇ってなぁに?(以下、有給休暇)